BtoBツールのデメリット

様々なコストがかかる事に注意しよう

近年導入が進んでいるマーケティングオートメーションのツールですが、BtoBの分野においても専用ツールの導入を進める企業も増えてきています。大幅に営業にかける時間が削減出来る、効果が可視化出来る等の様々なメリットがありますが、注意して欲しいデメリットもあります。 その一つが、様々なコストがかかるという点です。導入のための初期費用は平均5万円程度とそれほどでもないのですが、実践に使用したり、保守運用等といったランニングコストが大きなウエイトを占めます。特に効果を測定するために設定する数値設定の作成や、保守運用等を担当する専門家の業務依頼費用というのが大きなネックといえるでしょう。ただ、BtoBはBtoCとはまた違う専門性を必要とするため、そうした費用を節約する事は難しいです。費用対効果を考えて検討しましょう。

自社で運用していくための人材育成も必要!

次にデメリットとして考えられるのが、自社で適切な運営をしていくための人材育成が必要になるという点です。どんな便利なツールでも、適切に扱える人材が居なければその効果は発揮出来ません。 一般的なメディアではあまり伝えられないBtoB市場の動向を読んだり、顧客の優先度をつけるための数値設定、市場の変化等によるプログラムの書き換え等、ツール運用に際しては様々な要素が絡んできます。特に、市場の変化を読む等という、経験を積む必要がある事項等の専門スタッフ育成には膨大な時間がかかると言っても良いでしょう。社内の経験豊富なスタッフによる感覚的な指導と、技術的な指導をバランスよく行い、社内のみで適切な運用をしていく事が理想的です。BtoBツール以外の、マーケティングオートメーションツールを組み合わせるというのも効果的です。